新宿オールウェイズ


   久間 盛寛 (くま もりひろ)
   島 氏治  (しま うじはる)
   白鳥 深冬 (しらとり みふゆ)
   館林 直也 (たてばやし なおや)
   愛未 怜  (まなみ れい)
   望月 成実 (もちづき なるみ)
   唯一 歩  (ゆいいつ あゆむ)
   若生 恵  (わかい めぐみ)



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   0

   客入れの時間。
   舞台上には大掛かりな舞台セットはなく、素舞台に複数の椅子や机が乱雑に散
   らばっている。
   そんな中、各々の役者は舞台上で自由に過ごしている。
   ストレッチ、読書、おしゃべり、ダンスの練習、化粧、etc...
   やがて定刻になると、各々、椅子や机を任意の場所へ配置し、そこへ座る。
   以降、四角い舞台上を三面囲むように、壁沿いに役者は存在することとなる。
   全ての舞台セットが整い、みなが動きを止めたのを見計らって、
   唯一、舞台中央手前に立つと軽く礼。

唯一   (客席へ)…えー、お待たせしました。あーらためまして、えー本日はご
     来場いただきまことにありがとうございます。はい。これより開演です、
     あ、ちなみに現時点でお手洗いに行きたいというお客様はー…、(誰もい
     ないのを確認して)大丈夫そうですね。大丈夫ということで。…じゃあ、
     早速、始めさせていただきます。(咳払い)えーでは、えー劇団群集日和、
     第一回、旗揚げ公演、えー新宿おー、
館林   唯一さん、
唯一   あ、はいはい。…え?

   館林、いつの間にか唯一の後ろに。

館林   …どうかしたんすか?
唯一   あぁ、ごめんごめん、…いや虫がね、
館林   はぁ。行きましょ。

   館林、唯一から離れて舞台奥へ。
   唯一、再び客席を向くと、

唯一   …じゃあ、行ってきます。

   役者、一斉に動き出し雑踏となる。
   唯一、その雑踏の中へ。
   OP



■■■

   1

   若生、少し離れた椅子の上から雑踏を眺めている。
   以降、客席へ語り掛けるモノローグを「語り」と表記する。

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