それでもやっぱり私はたまごかけご飯

(それでもやっぱりわたしはたまごかけごはん)
初演日:0/0 作者:ひがしあけの
それでもやっぱり私はたまごかけご飯            ひがしあけの

[登場人物]
橋本渚(なぎさ)・・・末っ子。見た目は大人しい。中身は結構JKしてる。
橋本志郎(しろう)・・・父。変なところで結構厳しい。
橋本美有紀(みゆき)・・・長女。楽端的。The・良いお姉ちゃん
橋本愛華(あいか)・・・次女。とりあえず頭いい。The・良いお姉さん。
橋本公恵(きみえ)・・・母。やさしくてノリのいい。ちょっと抜けてる。
りゅう後輩・・・渚のことが大好きなかわいい後輩。
悠人先輩・・・渚の部活の先輩。現在大学生。
阿部さん・・・町内会の阿部さん。ちょっとしつこい。いやかなり。
咲希・・・渚の友達。

1 お茶碗

渚にスポット。後ろで他の人は静止。

渚「私、好きな人がいるの」

渚、席に戻る。数秒して生活がスタ|トする。

アナウンサ|「次のニュ|スです。今日未明、倉敷市児島でパンダが大量発生するという情報がツイッタ|で炎上しました。情報は児島在住のHさんにより流され、投稿された写真には、ジ|ンズストリ|トにあるジ|ンズがすべてパンダに変わっているというものでした。情報はデマであり、写真も合成であるということが判明したのですが、パンダ愛好家の大熊猫パンダ(自称)さんは「どうして嘘なんてついたの?!信じてたのに・・・!!パンダワ|ルドが私を呼んでると思ったのに」と嘆いており、情報を流したHさんは「どうしてあんなこと流したんだろう・・・ちょっとした出来心だったのに・・・」と深く反省していました。私もパンダワ|ルドを楽しみにしていたのに残念ですね。さて次のニュ|スにいきましょう」
母「変なニュ|スがあるものね」
父「お前はTwitterなんて馬鹿らしいものに時間を割くなよ」
渚「・・・うん」
父「もっと大人になって時間をちゃんと作れるようになってからにしなさい」
母「なぎちゃん、朝ご飯何食べたい?選択肢は、目玉焼きか、卵焼きか、卵かけご飯か・・・」
渚「なんでそんなに卵ばっかりなの?」
母「賞味期限が結構迫ってきてちゃってて・・・」
渚「早く使わないと」
母「だから!何食べたい?」
渚「ん|、卵かけご飯以外かな」
母「どうして?」
渚「卵かけご飯って、なんか卵を一番無駄に使ってる気がする」
母「まぁ、なぎちゃんは特にね」
渚「だって、白身のドロドロした感じ嫌いなんだもん」
父「きみえ、ご飯はまだか?」
母「だってぇ、なぎちゃんが何食べたいか言ってくれないんだもの」
父「渚、母さんが困ってるだろ。早く言いなさい」
渚「じゃあ、ラピュタパン」
母「ハムないよ?」
渚「ラピュタパンにハムはいらないよ。目玉焼き乗っけるだけ。簡単でしょ。お父さんでもできるよ」
母「お父さんには無理よ、卵割るしかできないもの」
渚「え。まじで言ってる?」
父「卵かけご飯でも何でもいいから早く作ってくれ」
母卵を落とす
母「わぁ!」
渚「わぁ、びっくりした。大丈夫?」
母「ちょっと焦りすぎちゃったかな」
渚「お父さんが焦らすから」
父「渚が早く決めないからだろ?」

渚、卵を片付ける
上手から美有妃、愛華

美、愛「「ただいま」」
母「あれ|?あいちゃんおかえりなさい」
渚「みゆ姉も?おかえりなさい」
美「ういっ|す」
父「何しに帰ってきたんだ?」
美、愛「「結婚の報告」」
母、渚「「は?」」
美「私、結婚することになったから」
愛「私も。」
父「そんなこと聞いてないぞ」
美有妃「当たり前でしょ。今言ったんだから」
母「みゆちゃん?」
愛「そんなこと聞いてないって、当たり前じゃない。お父さんもお母さんも電話全くつながらなかったんだもの。私はちゃんと連絡しようとしたわよ。美有妃と違って。」
美「あはは・・・その・・・サプラ|イズ、的な?」
母「あのねぇ、愛華はともかく、美有妃はちょっと適当すぎよ。」
美「でもでもでも、どうせ連絡つかなかったんならしててもしなくても同じじゃ・・・ない?」
父「そういうことじゃないだろ」
渚「電源切ってるお父さんたちにも問題があると思うよ。」
美「そうそう!渚の言うと~り!」
愛「美有妃、あんた情けないと思わないの?」
美「えへっ!」
母「全く・・・こんなんで社会人がつとまってるのかしら・・・」
美「今年は教育係でした~」
愛「こんなやつに教育される子がかわいそうよ・・・」
美「しっかり尊敬されてるからね!」
渚「えっ」
美「だから結婚する|って言ったときは後輩ちゃん泣いて喜んでくれたもんね!」
愛「あんたがいなくなるからせいせいして泣いたんじゃないの」
美「後輩ちゃんに限ってそんなことないもん!あったら私が泣く・・・」
母「いい後輩を持ったわね。」
美「だから寿退社するってなったときも泣いててさ~」

と言いながら、冷蔵庫の方に行く

渚「えっ!?ゆき姉寿退社するの!?」
美「あああああっ||||!!」
母「どうしたの?みゆちゃん」
美「ないっ!!」
母「何が・・・??」
美「ないのっ!!」
母「だからなにが・・・??」
美「私が大事にしてた・・・かまぼこが!!」
母「は?」
美「私が大事に大事にとっておいた、かまぼこが、なくなってるの!!」
母「かまぼこ?」
美「なのに私が前お土産で買ってきたとうふちくわは残ってるじゃない!!」
渚「何とうふちくわって」
美「鳥取県の名物よ!!」
母「あら、すっかり忘れてたわ・・・賞味期限大丈夫かしら」
美「3月24日だって、まだいけそうね、よかった」
渚「今日だけどね」
愛「まって?」
渚「どうしたの、あい姉?」
愛「かまぼことか、練り物の賞味期限って、最高で長くても一ヶ月よね?」
渚「そうなんだ?さすが詳しいね」
母「でもそれがどうしたの?」
愛「なんで賞味期限一ヶ月の食べ物がまだ切れずに残ってるの?ねえ、美有妃??」
美「ぐうっっ」
愛「なんであんた先月帰省してんの??美有妃あんた、前に彼氏と喧嘩してずっと実家帰ってて、彼氏に迷惑かけて、もう、安直に帰ってきませんって誓ったよね??」
美「そ、そんなこと言ったかな|」
父「はんぺんに誓ってたぞ」
美「えっ、お父さん?!」
父「公恵、そろそろ出るぞ」
母「あら、もうこんな時間じゃない。お弁当の準備しなきゃ。」
美「お父さんの裏切り者!!」
父「我が家ではル|ル違反は罰則だからな」
美「うぐぅ」

父、席を立って準備して、玄関の方に行く

渚「でもそういやそんなこともあったね」
美「今となってはその彼氏とめでたく結婚だけどね|」
渚「ほんとみゆ姉もあい姉もおめでとう」
愛「ありがと。こいつとセットなのがむかつくけど」

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