この流れなら言える馬車より偉い僕の秘密〜ひきわり納豆と壁とかべとカベと壁のワンルームの浴槽で発見されたラリアットは闇鍋暴君。ハッフルパフの逆襲によりサヨナラ失業手当。そこかしこそこかしら。ぬ。〜

(このながれならいえるばしゃよりえらいぼくのひみつ。ひきわりなっとうとかべとかべとかべとかべのわんるーむのよくそうではっけんされたらりあっとはやみなべぼうくん。はっふるぱふのきゃくしゅうによりさよならしつぎょうてあてそこかしこそこかしら。ぬ。)
初演日:0/0 作者:不思議夏
この流れなら言える馬車より偉い僕の秘密〜ひきわり納豆と壁とかべとカベと壁のワンルームの浴槽で発見されたラリアットは闇鍋暴君。ハッフルパフの逆襲によりサヨナラ失業手当。そこかしこそこかしら。ぬ。〜

オギャアと登場した僕、この僕は偶然にもこの物語において主人公と言う個性を与えられた登場人物。この物語は一人芝居所謂、モノローグ。登場人物はたった一人。僕と言う存在だけだ。主人公という名誉ある。大変名誉ある立場が与えられ、こうやって話すことで、癖だったり、雰囲気だったり、性格だったり、ある程度の個性が生まれる。勿論自分がフィクションにいることは理解している。こうやって話している僕と言う存在自体が、この物語を書いた誰かの頭の中から、こう、存在を得て、今客観的立場で見ているあなたがいることも、ぜーんぶ分かっている。そんな僕だが、存在自体は赤ちゃんみたいなもので、たった今このお話が始まり生まれ落ちました。おギャァ。僕はどんな物語の主人公になるのか、と言う可能性を秘めている。描写が増えれば僕が何者で、どんな世界に生きているのかはっきりしてくる。ファンタジーの世界か。あるいは一人戦国モノ?はたまた、現代に疲れきた会社員。だのに僕にはわかる。僕、と言う存在を頭から取り出している。僕の方から顔も見えぬ作者と呼ばれる存在はあろう事か先の展開を何も、全く考えちゃいない。あるのはさっきあったわけのわからないタイトルだけ。おいおい待ってくれよ。タイトルだけ先に決めるやつあるかぁ?プロットは?世界観とか、エンディングは?

すまん。

これは僕のセリフじゃない。僕のセリフを書いている奴が、たった今書きやがった。セリフとして書かれてるもんだから彼の言葉は僕の口から出ちゃう訳で。いや、すまんじゃないから。これ責任全部俺にくるから。主役、俺だから。

タイトルはすなわち作品の顔と言っても過言ではないだろう。例えば、ちびまる子ちゃん。まる子を筆頭にあったかみのある登場人物たちが登場するドタバタ日常アニメ。どんなストーリーが展開されようともそれは必ずハートフルな着地点に落ち着く。なぜならそれはちび、まる子ちゃんだからだ。まる子というちっちゃい小学生を中心とした物語である。とはっきり示されているからだ。
タイトルはその作品の入り口でもあり全てでもある。ちびまる子を見ると思って、見終わればちびまる子を見たと感じなければならない。
特にここは演劇の世界線だ。観劇の目はとても厳しい。真剣だからこそ。とっても厳しい。映画やアニメよりも観劇前の情報は少ない。だからこそ終幕後に今一度タイトルを噛みしめられるべきなんだ。

と、いうことは。つまり、今観てくださっている方々が、僕の言葉を聞いているあなたが。僕がきれいさっぱり消えた後
「この流れなら言える馬車より偉い僕の秘密〜ひきわり納豆と壁とかべとカベと壁のワンルームの浴槽で発見されたラリアットは闇鍋暴君。ハッフルパフの逆襲によりサヨナラ失業手当。そこかしこそこかしら。ぬ。〜」
と感じてもらわなきゃいけないんだ。あっ。責任が重すぎる。

とはいえ、物語はすでに始まってしまっているので、つべこべ云わず僕はこのタイトルに挑まなければならない。レッツストーリーテリングー!

舞台はある四方を壁に囲まれた狭いワンルーム。カベ、カベ、カベ、カベ。寂れた部屋だ。そんな部屋に男が一人佇んでいる。


面白いと思ったら、続きは全文ダウンロードで!
御利用機種 Windows Macintosh
E-mail
E-mail送付希望の方は、アドレス御記入ください。


ホーム