えりかストーリー

StrawberryMoon Serenade

(えりかストーリー ストロベリームーン セレナーデ)
初演日:0/0 作者:Smile
   題名:えりかストーリー
   副題:StrawberryMoon Serenade
   作者:Smile(すみれ)
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登場人物紹介

・えりか…素直で優しく感受性が豊かで上品なお嬢様。実はその正体は…

・紋音(あやね)…えりかの友達。秀才でリーダーシップがある。

・小雪(こゆき)…えりかの友達。天然ボケ。

・あきら…えりかの友達。僕っ子で大雑把。

・爺や…えりかのお付きの人。スーツを着てる。

・かのん…悪役で、3人組のリーダー。実はその正体は…

・にこ…かのんの取り巻き。実はその正体は…

・ゆめ…かのんの取り巻き。実はその正体は…

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〜第1幕〜

コウモリの鳴き声や葉擦れなど、夜の森を思わせる効果音。
暗転の中、真ん中だけスポットライトを当てる。
下手からえりかが慌てて逃げるように舞台の真ん中へ走る。
下手側を振り向きながらセリフを言う。

えりか「はぁ…はぁ…!
    誰か…!助けて…!!」

上手へ走り去る。
明転。
舞台は教室の中。
がやの女子生徒が何人かいる。
引き戸の効果音。
上手からあきらが出てきて、紋音が後に出てくる。

あきら「おっはよー!」

紋音「あきら、
  “おはよう”じゃなくて“ごきげんよう”でしょ?」

あきら「あぁ、そうだった…」

紋音「ここは由緒正しい女子生徒が通うお嬢様学校なんだから!」

あきら「はいはい…」

引き戸の効果音。
上手からえりかが優雅に教室に入る。
がやが一斉にえりかの方を向く。

えりか「ごきげんよう。皆さん。」

がやがえりかに「ごきげんよう」って挨拶したり、
「わぁ…!えりかさんだ…!」って言ったり、
羨望の眼差しで見たり、「ほぅ…」と安堵のため息をつく。

えりか「ごきげんよう。紋音ちゃん、あきらちゃん。」

紋音「ごきげんよう。えりかちゃん。」

あきら「はいはい、ごきげんよーう…
    えりか、すごい人気だな…」

えりか「え?そうかしら?」

紋音「えりかちゃんはこのあいさつが本当に似合うね…!」

えりか「ありがとう!うふふ」

えりかは手で口を抑えて笑う。

紋音「お上品…!笑い方まで品がいいだなんて…!
   それに比べてあきらときたら…」

あきら「僕、そんなにがさつか?
    僕はこれでも大手企業の社長令嬢なんだぞ!」

紋音「だーかーらー!その“僕”って言うのやめてよ!
   あきらは社長令嬢なんでしょ?」

あきら「あぁ…つい癖で……
    僕の兄弟は妹ばかりで、男が生まれないから、
    僕が御曹司の代わりに、親を受け継ぐ為の教育が、男らしさも含まれてて…
    まぁ、僕にはこっちの方が合ってるかもね」

紋音「……あーあ、いいなぁ。あきらは生まれがよくて…
   あたしは一般家庭に育ったけど、
   こういう気品ある学校に憧れて一般入試で受かったのよねぇ」

あきら「紋音は勉強しか取り柄ないもんな」

紋音「何ですってぇ!?」

えりか「うふふ、いいのよ。
    紋音ちゃんには紋音ちゃんの良さ、
    あきらちゃんにはあきらちゃんの良さがありますもの。」

紋音「えりかちゃん…!」

あきら「所でえりかってどんな家庭で育ったんだ?」

紋音「そう言えば…あたしも気になる!
   でも、見るからに育ちがいいから、生まれもいいのは確か!」

えりか「そ、それは…」

引き戸の効果音。
慌てて上手から入る小雪。

小雪「遅刻、遅刻〜〜!!
   あっ!!!」

小雪はつまずいて転ぶ。

小雪「いった〜い」

あきら「おいおい、小雪。何もない所で転ぶなよ」

小雪「だって〜〜〜!!」

小雪は教室の壁にある時計を見上げて見る。

小雪「…ってセーフ!?やった〜〜〜!!」

小雪が万歳する。

えりか「小雪ちゃん、ごきげんよう。」

小雪「あ!えりかちゃん!ごっきげんよーーーう!!」

小雪は片手を挙げてブンブン振る。

あきら「全く、騒がしい奴だな…」

引き戸の効果音。
上手から、かのんとにことゆめが大きい声で会話しながら入ってくる。
小雪は、えりかと紋音とあきらの方へ逃げる。

えりか「ごきげんよう。かのんさん、にこさん、ゆめさん。
    そんなに大きい声でお話しになると、
    周りの皆さんにご迷惑をおかけしますから、
    もう少し声のボリュームを落として下さいな。」

かのん「あぁ?誰がてめぇの言うことなんか聞くかよ!!」

3人が机を蹴り出す。
がやは「恐ろしいわ」「先生がいないとこうだから…」と話す。
ゆめが席にドカっと足を広げて座って片手で顔を扇ぐ。

ゆめ「あっちーな!エアコンついてねーのかよ!?」

にこ「えー!?それマジ?超寒いんだけど!」

にこはセーターかカーディガンの袖を引っ張る。

ゆめ「何言ってんの!?ガチで暑いじゃん!」

にこ「さみーよ!」

ゆめ「あちぃよ!」

にこ「さみーよ!」

ゆめ「あちぃよ!」

かのん「お前ら、うっせーぞ!それより…腹減ってきてね?」

ゆめ「えー!?さっき購買でパン食ったばっかじゃん!!」

かのん「そうだけど…」

3人の周りに人がいなくなり、えりかの周りに人が集まる。
がやのセリフでは「えりかさんといると落ち着く」「癒やされるわ」って話してる。

かのん「あいつばっかりずるい…
    わたくしだってちやほやされたい!人気者になりたい!私にも名誉が欲しい!」

にこ「欲しい!!」

ゆめ「欲しい!!」

紋音「いい!?アンタ達!よく聞きなさい!」

紋音が前に出る。

紋音「“本当のお嬢様とは、暑がらず、寒がらず、飢えを訴えず、欲しがらない”。
   この言葉は、イギリスの言葉だよ。」

かのん「だからそれがどうしたって言うのよ!
    そんな言葉なくっても、わたくしは十分生まれが高貴なんだよ!」

紋音「いいえ!違うね!
   生まれはそうでも、心は違うわ!」

ゆめ「かのん様に失礼だぞ!」

紋音「3人とも、少しはえりかちゃんを見習ったらどうなの?」

にこ「見習いたくねーよ!そんな奴!」

えりか「紋音ちゃん。気持ちは嬉しいのだけれど、喧嘩はやめて。
    わたくし…この3人とも仲良くしたいわ。」

かのん「はぁ?仲良く?
    こっちから願い下げだ!
    ふん!」

かのんはそっぽを向いて、にことゆめにこそこそと話す。

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